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アニメーターズキャンプ in Kyoto
■令和3年度の取り組み
人材発掘につながるコミュニティの形成
京都のアニメ企業や大学とともに、地域ぐるみでアニメ産業の未来や、アニメーター人材を育てるワークショップを開催。
開催日 | 調整中 |
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会場 | 調整中 |
詳細 | https://test.cmex.kyoto/event/animecamp/ |
■令和2年度開催報告

「アニメーターズキャンプin Kyoto」とは?
近年、映画やゲームといったコンテンツ企業が集積し、芸術系大学・専門学校を多く有している京都に、優秀な人材を求めてアニメ企業のスタジオ進出も相次いでいます。
そこで、京都府では、アニメ産業の成長ポテンシャルを地域産業にも活かすため、京都に集積するアニメ制作会社や芸術系大学等と連携し、アニメーター(動画・原画等の制作者)らのスキルアップを目的に、人材育成ワークショップやビジネスマッチング機会の創出等、地域ぐるみでアニメ産業を育てていく取組をスタートしました。
令和2年度の取り組み
令和2年度は、アニメ制作会社等6社や芸術系大学・専門学校と連携し、ショートアニメ制作を通じて企画・演出・キャラクター制作・撮影等の制作工程を学ぶ、実践指導型ワークショップを全10回実施。
京都を中心とした今後のアニメ制作のビジネス創出・開拓に向けた一歩を踏み出しました。また、ワークショップの制作工程や中間成果物は、今後、教材や資料として利活用できるようE-SAKUGAを活用したアーカイブ化の試みにも取り組んでいます。


制作チームの現場には、アニメのキャラクターデザインを行った学生をはじめ、原画・動画の新人アニメーターや、演出に初挑戦のアニメーターらが参加。
監督と一緒に各工程を担う企業との協業を体験

編集スタジオでの実地作業現場も体験。
普段は映画やゲーム制作に携わる企業も参加し、アニメ人材の育成に加え、関西圏でのアニメ生産ラインの構築に取り組んでいる。
アニメ用キャラクター募集結果
京都府内の芸術系大学・専門学校と連携し、学生から本事業のショートアニメ制作の題材となるキャラクターデザインの募集を行いました。アニメ制作に携わる制作スタッフを中心にキャラクターの選考を行いました。
・公募期間:令和2年9月18日(金)~10月4日(日)
・対象者:京都府内大学・専門学校等に在籍し、アニメーション制作を学んでいる学生
キャラクター応募には103名の方から応募をいただきました。
たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
賞 | 応募キャラクター名 | 氏名(大学名) |
---|---|---|
アニメ用 キャラクター (最優秀賞) |
きよちゃん | チョ・ユンチェ(京都精華大学) |
優秀賞 | メジロのキャラクター | 稲垣弥々(京都芸術大学) |
カクロウ | 山本琳鈴(京都芸術大学) | |
湯豆腐をモチーフにしたネコのキャラクター | 谷文乃(京都精華大学) | |
佳作 | 茶道をコンセプトにしたキャラクター | 堀美奈梨(京都芸術デザイン専門学校) |
犬もんじ | 福田美咲(京都芸術デザイン専門学校) | |
さんすんさん | 板山優妃(京都芸術大学) | |
やつはしくん | 吉岡弥桜(京都芸術大学) | |
ひのこ | 山﨑麗奈(京都芸術大学) |
アニメ用キャラクター (最優秀賞) |
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きよちゃん チョ・ユンチェ(京都精華大学) |
優秀賞 |
メジロのキャラクター 稲垣弥々(京都芸術大学) |
カクロウ 山本琳鈴(京都芸術大学) |
湯豆腐をモチーフにしたネコのキャラクター 谷文乃(京都精華大学) |
佳作 |
茶道をコンセプトにしたキャラクター 堀美奈梨(京都芸術デザイン専門学校) |
犬もんじ 福田美咲(京都芸術デザイン専門学校) |
さんすんさん 板山優妃(京都芸術大学) |
やつはしくん 吉岡弥桜(京都芸術大学) |
ひのこ 山﨑麗奈(京都芸術大学) |
制作アニメーション
全10回のワークショップを通じて約20秒ショートアニメを制作しました。
完成アニメは、今回のワークショップの取組成果の紹介とともに、3月12日(金)「アニメーターズキャンプin Kyoto報告会」において上映します。
<主要制作スタッフ>
監督 | 坂本 一也 | (ライデンフィルム 京都スタジオ) | |
絵コンテ・演出 | 中野 真佑 | (グラフィニカ 京都スタジオ) | |
キャラクターデザイン・作画監督 | 芳我 恵理子 | (ライデンフィルム 京都スタジオ) | |
色彩設計 | きつかわ あさみ | (Be Loop) | |
音響監督 | 本田 裕一郎 | (ミュージックワークス) | |
撮影編集プロデューサー | 谷川 佳隆 | (ヒマワリスタジオ) | |
3DCGプロデューサー | 小宮 彬広 | (グラフィニカ 京都スタジオ) | |
アニメーションプロデューサー | 西川 恭平 | (ライデンフィルム 京都スタジオ) |
3DCGモデラ― | 石田 周平 | (グラフィニカ 京都スタジオ) | |
3DCGアニメーションディレクター | 宇野 剛 | (グラフィニカ 京都スタジオ) | |
エンジニア・サウンドクリエーター | 大野 裕己 | (ミュージックワークス) | |
撮影 | 村崎 希 | (ヒマワリスタジオ) | |
編集 | 別所 順平 | (キッズカンパニー) | |
3DCG制作進行 | 品川 美紀 | (グラフィニカ 京都スタジオ) | |
制作進行 | 村田 貢一 | (Be Loop) | |
松永 ゆきの | (ライデンフィルム 京都スタジオ) |
<制作協力>
株式会社ライデンフィルム 京都スタジオ
株式会社グラフィニカ 京都スタジオ
有限会社ミュージックワークス 京都スタジオ
株式会社ヒマワリスタジオ
株式会社キッズカンパニー
株式会社Be Loop
株式会社ワンビリング
「アニメーターズキャンプ in Kyoto」
報告会
アニメ産業の未来を見据えて、産学連携による人材育成に加え、地域人材によるアニメ生産体制づくりに挑戦。
今回は、制作アニメのお披露目とともに、アニメづくりの流れやコンテンツ展開の可能性など、ファンアプローチに強い「アニメ」を入り口としたコンテンツ展開についてご紹介します。

配信日時: | 令和3年3月12日(金) |
「京都コンテンツチャンネル」内 16:10-16:40(生配信) | |
視聴方法: | Youtubeチャンネル |
登壇者: | 坂本 一也氏(㈱ライデンフィルム京都スタジオ室長) |
小宮 彬広氏(㈱グラフィニカ京都スタジオ代表) |
配信日時 | |
---|---|
令和3年3月12日(金) 「京都コンテンツチャンネル」内 16:10-16:40(生配信) |
|
視聴方法 | |
Youtubeチャンネル | |
登壇者 |
坂本 一也氏 (㈱ライデンフィルム京都スタジオ室長) 小宮 彬広氏 (㈱グラフィニカ京都スタジオ代表) |
詳細はこちら
https://content-channel.crossmedia.kyoto/
お問い合わせ
連絡先: |
京都アニメーターズキャンプ運営事務局 |
E-mail:kyanicam@tsucrea.com | |
主催: | 京都府 |
共催: | KYOTO CMEX実行委員会、京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会 |
協力: | NPO法人AEYAC、株式会社ワンビリング |
運営: | 京都アニメーターズキャンプ運営事務局(株式会社ツクリエ) |
電子書籍「アニメ制作のしおり」
無料配信中
今回のワークショップで制作した約20秒のショートアニメの中間成果物を教材資料として利活用したものが、この『アニメ制作のしおり』です。
アニメーションの作画を画面をタップしてパラ見できるほか、さまざまなインタラクティブ機能を使い、手描きからCGまでアニメーション制作工程からアーカイブ作業の実際を体感することができます。
アニメーション制作に興味のある方や、アニメーション制作の教育にご活用下さい。
AppleBooksインタラクティブ電子書籍
「アニメ制作のしおり」アニメーターズキャンプ in KYOTO
https://apple.co/3rRCo2g
アプリケーションの操作方法と各ページの紹介ムービー(音が出ます)
https://youtu.be/iobS-8t0LX4
お問い合わせ
連絡先 |
---|
京都アニメーターズキャンプ運営事務局 E-mail:kyanicam@tsucrea.com |
主催 |
京都府 |
共催 |
KYOTO CMEX実行委員会 京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会 |
協力 |
NPO法人AEYAC 株式会社ワンビリング |
運営 |
京都アニメーターズキャンプ運営事務局(株式会社ツクリエ) |
<アニメ用キャラクター(最優秀賞)>
キャラクター名 | きよちゃん |
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応募者 (所属) |
チョ ユンチェ (京都精華大学 マンガ学部アニメーション学科アニメーションコース) |
応募内容 |
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・キャラクターのコンセプト・こだわった点 |
<講評>
・万人に愛される印象のキャラクターとなっていると思います。きよちゃん自身は強く京都感を出しているわけではないのですが雰囲気でそれを分かるデザインというのも良いところではないかと思います。
・やつはし兄弟のゆるさときよちゃんの淑やかさのバランスがとてもよく、堅苦しさなく京都を体現してくれるデザインになっています。デフォルメ感も子供に親しまれるようないい塩梅で、落ち着いた色を使っていながらも広報キャラクターとしての華やかさがありました。イラストが表情豊かなのと、gif画像で動いているきよちゃん達を見せてくれたことでアニメとして動いた際にどのようになるかイメージしやすく、またアニメーションが付くことでより映えるキャラクターデザインだと感じました。
・デザインとして完成度が高く感じます。表情も愛らしく、アニメーションにした時のイメージがわきやすかったです。さらに三兄弟でストーリーも広がりやすく、ゆるさも加味されて良いデザインだと思います。
<優秀賞>
キャラクター名 | メジロのキャラクター |
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応募者 (所属) |
稲垣 弥々 (京都芸術大学 キャラクターデザイン学科) |
応募内容 |
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・キャラクターのコンセプト |
<講評>
・キャラクターのモチーフとしてメジロを選択したことでアニメーターのたまごとしての小鳥を主体にしつつ、宇治抹茶の鮮やかな色合いも表現されていて今回のテーマをしっかり踏まえてデザインされた作品だと感じました。
・キャラクターが自分の机の上でちょこちょこ動く姿が想像できるような、親しみやすくかわいいころんとしたフォルムにも魅力を感じ、動きのイメージが付きやすいイラストと三面図も付けられていたのも好感が持てました。
・メインビジュアルのポージングなどにもっとキャラクター性を付けると個性がより伝わってくると思います。
<優秀賞>
キャラクター名 | カクロウ |
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応募者 (所属) |
山本 琳鈴 (京都芸術大学 キャラクターデザイン学科) |
応募内容 |
![]() |
<講評>
・今回一つのポイントである「学び」にとてもマッチしているキャラクターになっていると思います。親しみやすさが感じられる良いデザインです。
・「アニメーション化」がひとつのポイントになるので、キャラクターの三面図などの動きが想像しやすい要素があれば、よりテーマにマッチしたキャラクターデザインだったと思います。
<優秀賞>
キャラクター名 | 湯豆腐をモチーフにしたネコのキャラクター |
---|---|
応募者 (所属) |
谷 文乃 (京都精華大学 マンガ学部アニメーション学科) |
応募内容 |
![]()
・キャラクターコンセプト |
<講評>
・広く親しまれている猫と京都名物の湯豆腐が不思議とマッチした、心惹かれる可愛さがありました。
・見た目とは裏腹に「食べられそうになるとロケットのように脱走する」など意外性があってアニメーション制作するにあたり面白そうな設定が盛り込まれていて、動かしたくなりました。
・キャラクター単体では一見すると「京都に縁がある」と感じとりづらい印象を受けたのが惜しかったように思います。
・コンセプトやモチーフ選びにおいて独自性が光っていて、想像が膨らむ楽しい作品でした。
<佳作>
キャラクター名 | 茶道をコンセプトにしたキャラクター |
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応募者 (所属) |
堀 美奈梨 (京都芸術デザイン専門学校 クリエイティブデザイン学科 コミックイラストコース) |
応募内容 |
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<講評>
・茶道具をうまくデザインに落とし込んで、京都らしい上品なキャラクターに仕上がっていると思いました。どんな動きをする子なのか見てみたいと思いました。
・キャラクターの背景や動かした際のイメージが膨らむような設定等が盛り込まれていると、より個性が際立ったと思います。
<佳作>
キャラクター名 | 犬もんじ |
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応募者 (所属) |
福田 美咲 (京都芸術デザイン専門学校 クリエイティブデザイン学科 コミックイラストコース ) |
応募内容 |
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<講評>
・デザインの完成度が高いと感じました。紅葉の張り付いている顔の可愛らしさと全体のカッコよさのバランスもとても良いです。
・その一方で動物が火をまとっているというデザインがありふれた印象もあり少し残念だったポイントです。
<佳作>
キャラクター名 | さんすんさん |
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応募者 (所属) |
板山 優妃 (京都芸術大学 キャラクターデザイン学科 キャラクターデザインコース) |
応募内容 |
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・コンセプト |
<講評>
・フォルムや色がふんわり、はんなりしているけれど表情は凛々しい辺りが京都らしく可愛いなと思いました。お茶碗の蓋のアイディアがまた可愛いです。
・キャラクターデザインのこだわりや作りこみは素晴らしかったところですが、逆に和菓子感が際立ちすぎた点が、アニメーション事業広報キャラクターとしての余白があると嬉しかったところです。
<佳作>
キャラクター名 | やつはしくん |
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応募者 (所属) |
吉岡 弥桜 (京都芸術大学 キャラクターデザイン学科 ) |
応募内容 |
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<講評>
・複雑すぎない線で色合いやデザインの完成度が高く、適度なマスコット感があり、アニメーション化しても愛らしい動きが想像できる点が非常に良かったです。
・「京都」の要素を、もう一歩深堀したレイヤーで捉えられると、より採用の可能性が上がったと思います。
<佳作>
キャラクター名 | ひのこ |
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応募者 (所属) |
山﨑 麗奈 (京都芸術大学 キャラクターデザイン学科 ) |
応募内容 |
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<講評>
・線や色使いなどバランスがとれていて、可愛らしいデザインです。子ども(5歳~8歳)に好きになってもらえるキャラクターに仕上がっていると思います。
・アニメ化を意識して、もう少し表情や動きのバリエーションが想像できる要素があるとよりよかったと思います。