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【第7回】「A 5th Of BitSummit」に出展した外国人開発者達に直撃インタビュー『Stifled』のGattai Gamesに聞いてみた

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今回のインタビューは、「A 5th Of BitSummit(以下、ビットサミット)」のPlayStationブースにVRホラーゲーム『Stifled』を出展したGattai Games(以下、GG)のJustin Ng(以下、ジャスティン)氏へのインタビューです。

『Stifled』公式サイト

PlayStationの公式ブログによれば、『Stifled』は”音で道が分かるが、敵にはあなたの恐怖がよく聞こえる”というキャッチコピーの”VRとマイク対応のステルス・サスペンスゲーム”となっています。音に反応して線が描画され、周囲の状況を把握することが出来るエコーロケーション(反響定位)がメインコンセプトとなるVRホラーゲームと言えばわかりやすいかもしれません。今年中にPC、Playstation 4、Xbox Oneで発売が予定されています。『Stifled』というゲームタイトルは「窒息」「息苦しい」「息が出来ない」といった意味の英単語”Stifle”の過去形です。プレイ中に怖くて息が出来なくなることを暗示しているようです。

―自己紹介からお願いできますでしょうか?

ジャスティン:Justin Ng、28才、シンガポール人です。GGではデザインとビジネス面を担当しています。GGは総勢5名の小さなチームです。

―ビットサミットへの参加目的は何だったのでしょうか?

ジャスティン:より多くの日本や欧米のゲームプレイヤーに『Stifled』をアピールしたかったので、ビットサミットに参加することにしました。

―御社の社名は”Gattai”から始まりますが、ひょっとして日本語の「合体」から名付けたのでしょうか?

ジャスティン:実はそうなんです。ゲームの開発スタジオとして、様々な視点の開発者を「合体」させてゲームを作り、そのゲームでの体験を通じてプレイヤー達を「合体」させたいという思いを伝えるために日本語の「合体」を社名に入れることにしました。

―PlayStationブースにて『Stifled』を展示されましたが、日本人プレイヤーたちの反応はいかがでしたか?

ジャスティン:素晴らしかったの一言です。大勢のゲームプレイヤーに非常に楽しんでもらえたようです。楽しんでいただけたというのは、『Stifled』のゲーム体験が怖くて皆絶叫してたという意味ですけどね。

―『Stifled』を試遊した日本人プレイヤーたちと上手くコミュニケーション出来ましたか?

ジャスティン:日本語が話せないので色々とコミュニケーション上の問題はありました。とは言え、主催者がゲーム説明文を日本語に翻訳するのを手助けしてくれたり、会場には大勢の通訳の方もいてくれたので言葉の面では色々とサポートしていただけました。基本的な遊び方の説明なども日本語で用意していたので、ゲームのプレイ方法に関してはスムーズにコミュニケーションが取れました。言葉の壁はあっても、『Stifled』を試遊してくれたプレイヤーの叫び声が一番の褒め言葉ですよね。

―『Stifled』はいつリリースする予定ですか?

ジャスティン:ダウンロードコンテンツとして「近日中」にリリースする予定です。詳細についてはお答えできません。申し訳ありません。

―ビジネス的な商談などはありましたか?

ジャスティン:はい。GGの次回作について複数のパブリッシャーとお話させてもらうことが出来ました。

―今回ビットサミットに参加してどういった収穫がありましたか?

ジャスティン:IGNというゲームメディアに取り上げてもらえたこと、ソニーの吉田修平さん(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント傘下のSIEワールドワイド・スタジオのプレジデント)にツイートしてもらったこと、そしてなんといっても日本のプレイヤーの皆さんが『Stifled』を楽しんでくれたことです!

―ビットサミット開催中の2日間、『Stifled』を試遊した日本人プレイヤーの反応以外で気になったことなどはありましたか?

ジャスティン:ビットサミットの会場では、(日本のゲームイベントなのに)欧米メディアの関係者も大勢見かけました。これは素晴らしいことだと思います。

―ビットサミットの期間中やその前後で観光などはしましたか?

ジャスティン:今回は私にとって2度目の京都訪問でした。伏見稲荷大社や銀閣寺などは以前訪れたことがありますが、日本で一番気に入っている場所は伏見稲荷大社です。ビットサミットの閉幕後、2日間時間があったので今回は大阪を観光しました。

―ビットサミットでは何が一番印象に残りましたか?

ジャスティン:須田剛一さん(株式会社グラスホッパー・マニファクチュアCEO、通称SUDA51)が『Stifled』をチェックしにブースに立ち寄ってくれて、「アイディアとビジュアルが素晴らしい!」とコメントしてくれたことです!

―その須田さんが電撃PlayStationと共同開催している『キテル51インディーズAWARD』に『Stifled』をノミネートされた気分はいかがですか?

ジャスティン:とても光栄なことです!GGにとっての最優先事項は自分たちがクールだと思えるゲームを作って、プレイヤーに新しいゲーム体験を提供することです。賞にノミネートされたのはラッキーだと思いますが、要はプレイヤーが自分たちのゲームを楽しんでくれればそれでいいわけなんですよ。

―ビットサミットには来年も参加予定ですか?

ジャスティン:もちろんです!

―ありがとうございました。

画像提供:Gattai Games
© Gattai Games All rights reserved.

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